表示速度改善と静的移行
表示が遅く、キャッシュやプラグインでの改善が頭打ちになっている状態を、公開側を作り置きしたページの配信へ移して、組み立ての待ち時間を無くします。
こんな状況ではありませんか
- PageSpeed Insights のスコアが低いまま、改善が止まっている
- サーバーキャッシュやプラグインでの速度改善を試したが、頭打ちになっている
- 最初の応答が返るまでが遅く、表示が始まるまで待たされる
- アクセスが集中する時間帯に、表示が目に見えて遅くなる
解決する課題
表示が遅いまま止まるのは、どこに原因があるかを切り分けられないためです。Think with Google が2017年の分析として公表した数値では、表示に1秒かかっていたページが10秒かかるようになると、モバイルサイト訪問者が直帰する確率が123%上昇するとされています。モバイルでの待ち時間は離脱に直結するため、切り分けを先送りにできません。
最初の応答までが縮まらない
閲覧のたびにプログラムがページを組み立てる構成では、最初の応答が返るまでに組み立ての時間がかかります。画像の圧縮や読み込みの後回しでは、組み立ての時間は変わりません。
試した対策が頭打ちになる
サーバーキャッシュとプラグインでの改善は、条件が合う範囲でしか効きません。ログイン中の表示や更新の直後など、キャッシュを使えない場面では元の速度に戻ります。
アクセスが集中すると遅くなる
同時に閲覧されるほど、組み立ての処理がサーバーに積み上がります。作り置きしたページを配信する構成では、閲覧のたびの組み立てが発生しません。
配信の仕組みを変えると、何が速くなるのか
従来のWordPressは毎回サーバーで計算処理を行うため、どうしても初期応答時間(TTFB)が発生します。これを静的HTMLの事前生成型(SSG)へ移行し、さらにCloudflareなどのグローバルな配信網(CDN)へキャッシュすることで、サーバーの処理をスキップしてエッジ(閲覧者に最も近い中継サーバー)から応答を返せるようになります。自社の機能構成で静的化が成り立つかは技術資料:WordPress静的移行を自社に適用できるか、機能ごとの判断基準で確認できます。
| 測っている指標 | 従来の動的WordPress | 静的移行後(エッジ配信) |
|---|---|---|
| 最初の応答が返るまで | アクセスのたびにPHPがDBを読み、ページを組み立ててから返します | 組み立て済みのファイルをそのまま返すため、組み立ての待ち時間が無くなります |
| 表示速度のスコア | 最適化プラグインを入れても、動的な組み立てが残る限り頭打ちになります | 配信するのが静的HTMLになるため、画像と読み込み順の最適化が効きやすくなります |
| 同時アクセス時の応答 | 同時接続が増えると、サーバーが重くなったりダウンしたりします | エッジネットワークに負荷が分散されるため、同時接続の影響を受けにくくなります |
提供内容
表示速度の現状数値を測定した上で、最も効果が出る画像最適化と静的配信構成を設計して適用します。
- 1
静的移行現状調査(表示速度の確認を含む)
現状のCore Web Vitalsスコアを計測し、遅さの原因がサーバー処理かコンテンツ側かを切り分けます。
- 2
静的書き出しと画像最適化
ビルド時に次世代フォーマット(WebP等)への変換と、無駄なCSSの統合を自動化します。
- 3
グローバルCDN配信設計
Cloudflare等を活用し、ユーザーの最も物理的に近い位置からキャッシュ配信する構成を構築します。
- 4
移行前後の測定
同じ条件で移行の前と後を測り、変わった数値をお伝えします。
対象外
- 第三者の外部スクリプト(タグマネージャー、チャットツール、高機能な広告計測タグ等)そのものに起因する遅延の完全解消は保証対象外です(影響の切り分けは行います)。
納期目安
- 着手まで
- 折り返しのヒアリングで現状を確認し、現状調査の見積とあわせて着手日を提示します
- 完了目安
- 移行および高速化実装の目安は2〜4週間です。
基本費用と変動要因
記載の金額は下限です。見積の変動要因を確認したうえで、着手前に確定見積を提示します。承諾なしに追加費用は発生しません。
移行後はPageSpeed InsightsのTTFB評価が大きく改善する傾向にあります(改善幅は現在の構成とコンテンツ量により異なります)。
保守コストと移行費用を並べて見る
- いまの保守コスト
- 月次の保守作業(プラグインの更新、バックアップの確認、更新後の表示確認)にかかる時間 × 時給換算 × 12ヶ月が、年間の保守コストになります。
- 移行費用の回収
- WordPress静的移行(200,000円〜)÷ 移行後に減る月次コスト = 回収までの月数です。
- 事故が起きたときの復旧費用
- 改ざんの復旧にかかるのは、初期調査と切り分け(50,000円)、および復旧実対応(100,000円〜)です。
- 移行後に無くなるリスク
- 公開サーバーにWordPressのPHPとDBを置かないため、公開側のリモートコード実行、SQLインジェクション、管理画面への総当たりは成立しなくなります。編集側の防御は別に必要です。
初期調査と切り分けの50,000円は固定額で、ほかは当方の価格下限です。保守にかかっている時間は運用ごとに違うため、こちらでは想定しません。現状調査で実際の工数を洗い出します。
問い合わせ後の流れ
受付から完了までを時系列で可視化します。承諾なしに追加費用は発生しません。
- 1随時
速度診断の申し込み
対象サイトのURLをフォームに送信します。
- 2受付後
現状の確認
表示が遅くなっている箇所と、静的移行で変わる範囲をお伝えします。
- 3ご承諾後1〜2週間
移行設計とビルド最適化
画像のWebP自動変換、不要な記述の排除を行った静的書き出しを実装します。
- 41〜2週間を目安
CDN配信への切り替え
ネームサーバーの切り替え等を行い、エッジキャッシュ配信を開始します。
- 5切り替え完了後
移行前後の測定結果の共有
移行前後の速度変化とCore Web Vitalsの測定結果をお伝えします。
参考情報
表示速度改善と静的移行のご相談
技術情報が揃っていなくても送信できます。いまの構成を確認したうえで、進められる範囲をお返しします。